ワールドリングについて ひとりの時計バンド職人から始まった、ものづくりの系譜 1962年、ひとつのメーカーが産声を上げました。後にワールドリングと名前を変えるその会社は、時計バンド製造で培った技術を活かして当時誰も手掛けていなかった鍛造リングの製造に着手し成功しました。強く、美しい鍛造リングは結婚指輪として急速に普及しました。私たちは半世紀以上にわたり専門メーカーとして多くのお客さまにとってかけがえのない製品を生み出してきました。

使命

従業員一人ひとりの成長をもって新しい喜びを求めるお客さまの想いを超えたリングを作り続ける。

経営理念

1.プロとして、常にベストと判断した製品だけを期日までにお届けします。

2.カットリングの技術・生産量、お客さまへの気配りで日本一を目指します。

3.新しい技術や工夫で、お客さまに喜んで頂けるリングを作ります。

私たちが考える技術

私たちが大切にしているのは、代々受け継がれてきたものづくりへの情熱です。
創業以来伝統的な鍛造切削技術にこだわり、時代の変化に合わせた技術革新でデザインそのままに作る実現性、それを続ける再現性、デザインの多様性、厳格な納期管理、コスト削減を進めてきました。
また社員一人ひとりが具体的な技術的課題を持ち、お客さまの新しいWANTSにお答えできるよう努力しています。
小売店の方、卸売業の方はいつでも弊社を見学できます。

商材としての価値を高める

小売の現場では、沢山の悩みがあると思います。
独自性の確保、価格競争、接客レベルの向上、在庫や仕入れ数量・品質管理などです。
私たちワールドリングはそうした問題を理解し、それらを自らの事として共に解決する最良のパートナーでいたいと考えています。これまでの鍛造リングのイメージは、品質は良いけれど扱いにくい側面がありました。しかし私たちは業界随一のサービスと技術で、小売店様でお客さまが買いやすくなる仕組みを構築して参ります。

ワールドリング 技術開発の歩み

旧ハリマ製作所時代
昭和37年(1962)
11月株式会社ハリマ製作所創業。ヨーロッパ発祥の鍛造リングを日本に導入
昭和47~50年(1968~1975)
プラチナの鍛造リング、石付きの鍛造リングの商品化に成功
日本初の鍛造リングによるコンビリングの商品化に成功
昭和58年(1983)
ブランドロゴ等がデザインされたリングがブームとなり、NC彫刻機(コンピュータ制御)を導入して対応
平成4年(1992)
現在の主流製法であるワッシャ―製法によるリングの製造開始
ワールドリング創業
  1. 平成8年(1996)

    鍛造された材料にプールを作り、K18等を溶かし込んだデザインの開発

    鍛造リングでありながら幅や厚みに変化を付けたカーブ状のリングを開発

  2. 平成9年(1997)

    香港、中国に輸出開始
    鍛造リングのアジアでの認知度を高める

  3. 平成17年(2005)

    ロウ材を使用しないゴールドとプラチナのワッシャーの接合技術を
    開発
    外観へのこだわりにも対応

    軽量化のニーズに対応すべく中空(空洞部を設けた)
    リングを開発

    平成23年に特許を取得

  4. 平成18年(2006)

    大量生産時代から少量多品種時代への転換を迎え
    体制整備を行う
    地金管理をより強化するため在庫管理システムを導入

  5. 平成19年(2007)

    指輪表面の模様付け(色出し)に関する製法を開発

    平成24年に特許を取得

  6. 平成20年(2008)

    レーザーマーカー機導入
    プログラム化により多様なニーズに対応

  7. 平成21年(2009)

    鍛造リングの良さと認知度を高めるべく紹介DVDを制作

  8. 平成22年(2010)

    ネット販売による個人消費者向けに対応すべく
    グループ会社である「鍛造家族別ウインドウで開く」の設立

    これまでの技術の集積の集大成として鍛造リングブランド「AKOYA」を開発

    「日本的なセンスを持つ鍛造リングと日本人の永遠の美の憧れをイメージさせるアコヤ真珠とのコラボを具現化」

    平成23年に商標登録

    詳細

  9. 平成23年(2011)

    親会社片桐貴金属工業と当社の技術が融合した「絆」をイメージした合金「AP400」の製品化に成功

    • AP400とは、純金(60%)と純プラチナ(40%)を溶解/合金化したスーパーハード材で、元々化学繊維用ノズル向けに開発された歴史のある素材。
      親会社片桐貴金属工業の溶解技術、当社の切削技術いずれも難易度の高い技術が集積した製品。大量生産が困難であり、非常に貴重な製品。
  10. 平成26年(2014)

    時代の要請に応えるべく
    非接触型サイズ計測器を導入し
    社内の検品レベルを更に強化

  11. 平成27年(2015)

    8月 事務所/工場を足立区宮城に移転
    「キングオブリング」を目指して新たにスタート

会社概要

社名 株式会社ワールドリング
代表者 片桐俊一
事業所 〒120-0047 東京都足立区宮城1-28-20 ヴィーヴル宮城2階
TEL/FAX TEL03-5933-6791/FAX03-5933-6792
会社創立 平成6年4月1日(創業 昭和37年11月1日)
資本金 9,500万円
株主 片桐貴金属工業株式会社 100%
従業員数 29名
取引先銀行 みずほ銀行尾久支店、滝野川信用金庫本店
取引先 国内小売店・問屋、海外販売店等
事業内容 ゴールド、プラチナ、シルバー、鍛造リング
(カットリング)及び、プレスリングの製造

コンプライアンス方針

(株)ワールドリングでは以下の通り、親会社である片桐貴金属工業(株)の方針に則り、同一の基準を採用しております。

貴金属調達方針について

貴金属は換金性が高く現金同等に扱われる事から、マネーロンダリング等犯罪に利用される可能性を否定しきれません。
弊社では限りある貴金属資源は、人々をより豊かにするため有効活用されるものであって欲しいと願い、私たちもそのために本方針を定め、実施して参ります。
一方私たちの知見だけでは不足する部分が発生しかねない事、貴金属を扱う弊社の関係者の方と同一の方向性を確保する事から、RJCによる認証規格に則る事と致します。

私たちは、紛争地域を原産地としテロ等犯罪組織の資金源となっていると思われる貴金属、マネーロンダリングや密輸による消費税不正還付を目的としていると思われる貴金属や、人権や環境への配慮を欠いた違法操業により産出された貴金属を排除し、それらは一切取り扱わないよう最大の努力をして参ります。

実際にそれらを実施するため、年に一回お客さまを対象にデューディリジェンスを実施致します。新たにお取引きを開始する場合や、従来のお客さまであっても弊社調達方針と著しく反する事業内容であると判断され、双方により協議を行って参りますが、それでも改善が見られない場合、お取引をお断りする場合があります。

また上記方針や、それに伴う手続きは年一回更新致します。

貴金属を扱う事業者と、宝飾品を手にする消費者にとって、持続可能でより豊かな未来が描けるよう、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。

令和4年6月16日
コンプライアンス責任者
野澤明央

健全なサプライチェーン構築に向けた方針

 株式会社ワールドリング(以下、当社)はRJC(Responsible Jewelry Council)の趣旨に賛同し、彼らの定める規範を遵守して参ります。
当社は業種柄、犯罪組織の資金洗浄や密輸による脱税行為に巻き込まれる可能性は否定できません。そのためRJCの定める(CoP Code of Practice)、(CoC Chain of Custody)について第三者機関を通じて受審し健全なサプライチェーン構築を目指します。以下要領で当社方針をお示しします。

1.概論
 当社はサプライチェーンにおける環境・人権を含む持続可能性に関する責任を全うします。紛争地域を原産地とする貴金属や密輸が疑われる貴金属は一切取扱い致しません。

2.組織体制と責任者設置
 当社では仕入れに関わる現場担当者、その管理者、コンプライアンス責任者の3段階に分けて教育訓練し組織体制を構築しています。

3.高リスクの判断基準
 RJCの規則及び、OECDが定める「OECD紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス 金に関する補足書」に準拠し適正に判断致します。

4.サプライヤー評価
 全てのお取引先様を業態によってリスクの異なる3つのグループに分類します。
 特定取引業者としての法令とRJCの手順を鑑み、各グループにより評価手順を設定しています。

5.現物の評価基準
 税関が公表している密輸図鑑を参照すると共に、業態比過大な数量であったり、単純なデザインで高純度地金を使用する等、不自然な点のある品物はお取引をお断りする場合があります。またそれに加え、疑わしい取引の届け出を行います。

6.監査と記録保管
 RJCの定める手順につき、第三者機関による監査を受けます。
 必要な記録については関連法規に則り適切な期間保管致します。

令和4年6月16日
コンプライアンス責任者
野澤明央

人権・環境に関する方針

当社では当社に関わる産業の上流から下流まで、全てのレベルで人権や環境を尊重する、持続可能な事業である事を望んでいます。
従って、社内において以下を実施していくと同時に、取引先もこれに準拠した運営体制である事を要望しています。

人権 従業員募集に際し、その内容に虚偽がない
不当な長時間労働を行っていない
心身が健康に働ける環境を整えている
業務上必要な衣類や備品等、会社が負担している
不当なペナルティやローン等を負担させ、強制的な労働が行われない
怪我、病気の際は病院へ行くことができる
各種ハラスメント対策をして、誰かにすぐ相談できる体制になっている
法律で定められた休暇を妨げない
定められた期日までに報酬は支払われている
ペナルティ等で不当に減額されていない
法律で定める社会保障費、保険料、福利厚生費は支払われている
労働者団体等への加入を妨げない
いかなる差別も行われていない
贈賄を排除する。社会通念上問題の無い接待・贈答は適正に管理した上実施する
非常時の対応方針が決まっている

環境 法律や地域の条例を遵守している
環境負荷を減らす努力を継続する
関係する役所への提出書類等に虚偽がない
産業廃棄物の処理方法は適切である
各種危険がある機械・部品・薬品は適切に管理されている
防火扉、警報は正常に機能している

令和4年6月16日
コンプライアンス責任者
野澤明央

アクセス

株式会社ワールドリング

〒 120-0047 東京都足立区宮城1-28-20 ヴィーヴル宮城2階

アクセス方法

王子駅、または田端駅より都営バスで約10~15分