なぜゴールド、プラチナなのか
指輪の起源は古代エジプトまでさかのぼります。
当時は「服従」や「契約」の印として贈られていました。紀元前1世紀頃のローマ時代になると婚約指輪、そして結婚指輪を贈る慣わしが誕生し、以降「永遠の愛」の象徴になっていきます。
化学的にゴールドやプラチナは耐食性に優れているため長い時間をかけても色あせず輝き続けます。しかしそれらの素材にも弱点があります。それは強度でした。
強度を高める方法は2つあります。別の特殊な金属を混ぜるか、素材そのものを鍛える方法です。私たちは「永遠の愛」の象徴であること、また金属アレルギーの問題から、素材そのものを鍛える方法、つまり鍛造製法でお作りしています。
硬く、光沢があり、耐食性にも優れた素材は色あせる事なく、また小傷やダイヤ取れの原因になる曲がりにも強い、優れた指輪へと仕上げられて行きます。

有限会社 志に志 「鍛造博物館より」


10本の指にはそれぞれ意味があり、右手と左手で意味が違うことをご存知ですか?
左手の薬指は心臓へ直結していると信じられ、愛の結束に相応しい指と言われております。
二人の愛の誓い、これから築く結婚生活を表す意味が込められているのです。
人気の秘密

パンフレットより
3世紀ごろ日本に広まった鍛造製法。後に日本刀の製造にも活かされる伝統の製法は、ドイツ、スイス、そして日本を中心に指輪へと応用の範囲を広げました。
ダイヤモンドバイトにより削られた指輪は1/100mmの非常に高い精度で仕上がり、デザインで描いた通りの輝きが得られます。そのため研磨工程では既に完成品と同レベルに仕上げられた表面を残しながら、指なじみや繊細なニュアンスを生むことに集中できるのです。
結婚指輪として鍛造リングが選ばれる理由として、強度という視点だけでなく美しく、精密である点からも多くのお客さまに愛されています。
指輪の製造方法

鍛造切削製法
鍛造、加圧して素材の組織を締め、
ダイヤモンドバイト(ダイヤモンドの刃物)で切削する方法です。

鋳造製法
指輪の材料となる素材を溶解して
型に流し込む方法です。
指輪の主な素材であるゴールドやプラチナ。これらはずっと色が変わらない素晴らしい耐性があるものの、硬度が低く曲がりやすく傷つきやすい弱点があります。またダイヤが取れる原因にもなります。
鍛造製法はそうした弱点を克服する最良の選択肢です。高く特殊な技術を必要とする一方、素材の魅力を最大限に引き出し、永く美しい状態を維持できます。
安心してお客さまへお薦めして頂ける製品です。
ワールドリングで製造される指輪はすべて鍛造製です。